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理事長挨拶

流山中央病院は、昭和53年、外科系救急病院として現在の地に開業しました。以来、すでに40年以上の歳月が流れています。開設当時は流山市の人口もそれほど多くなく、49床は少々多いかと懸念もしていました。しかしその後、地域環境そして社会は信じられないほどの速さで変化し、特に当院から半径3キロメートルの地域は東京通勤圏のベッドタウンとして、多数の大型マンション、一戸建て住宅等が建設されるなど、目を見張る発展を遂げました。今では流山市の中でも、最も人口密度の高い地域となっています。

この急激な変化に当院の体制が追随できず、地域の皆様のご要望に十分応えられない時期も少なからずありました。しかしながら、その後、皆様の暖かいご支援を賜り、平成17年から平成18年にかけて、病院施設の新築(西館:1階=診察室・待合室・処置室、2階=回復期リハ病棟、3階=手術室)、そして本館の大改築を行うことができました。
これにより、待合室、診察室等が広くきれいになり、患者様に気持ちよく診療を受けていただけるようになったのではないかと思います。特に、従来は手術室と救急処置室が各1室だけだったことから、救急車で搬送されてきた患者様が錯綜してしまい、結果として患者様をお受けできない事態もありました。ですが、このたびの増改築によって手術室が3室、救急処置室は2室となり、ほとんどの患者様を受け入れられる体制となりました。これにより、地域の皆様に少なからぬご安心をご提供できるようになったのではないかと自負しています。

現在、救急対応の面では、麻酔医が常勤しており、24時間手術可能な体制を整えています。病棟は一般病棟116床、回復期リハビリテーション病棟40床の、合計156床。特にリハビリテーション病棟は新築された西館の2階に設け、ゆったりとしたスペースの中で、脳、整形疾患の術後の患者様が一日も早く社会復帰できるよう、リハビリに力を入れています。患者様が元気を取り戻し、家庭にそして社会へと戻っていく姿を拝見することは、私にとって何よりの喜びです。
検査機器においては、1.5テスラ(高磁場)のMRI(磁気共鳴画像)、経鼻挿入胃カメラ等の導入により、一段と検査の充実を図れるようになりました。MRI(1.5テスラ)は検査時の苦痛や検査後の副作用が従来より格段に少なく、脳、脳血管、その他すべての臓器を精緻な画像で撮影することができます。そのため、脳梗塞、脳動脈瘤、がん、そして多くの病根を発見できるようになりました。
また、経鼻挿入胃カメラ(極細の管の先に高感度カメラを装着した装置)は、従来の口から挿入するタイプのいわゆる「カメラを飲む」と表現されるような苦痛はほとんどなく、多くの場合、まったく何の違和感もないままカメラを装着した管が鼻から胃までスーッと入っていきます。このカメラは食道、胃、十二指腸の隅々まで撮影することができ、同時に病変組織の採取も可能です。受検者にとっては、大変楽な検査といっていいと思います。

最新鋭のアンギオグラフィによって先進的な低侵襲医療が当院で実現し、SPECT-CTが検査や診療の幅を広げることとなります。このことは院内はもちろん地域の医療機関との連携をより強くするものと信じております。

診療科目の面では、平成18年に眼科を開設しました。多くの疾患検査に対応できるようになり、「人間ドック・脳ドック」の受検者はとりわけ大変多くなりました。人間ドックと脳ドックは、未来の健康を予測する唯一の手段です。

介護の面では、在宅医療として訪問診療(往診)、訪問看護、訪問リハビリ、服薬指導等も取り入れており、また関連施設として、軽費老人ホーム「サンライズ流山」、特別養護老人ホーム「初石苑」「あざみ苑」「はまなす苑」を併設しています。在宅での生活や社会復帰が困難な方には、施設への入所をおすすめしています。

当院は多くの大学病院とも連携を密にし、多数の派遣医を招聘するとともに、最先端の医療機器を揃え、地域のみなさまに信頼される中核病院としての役割を担っていけるよう、日々努力しております。職員一同、常に「敬意奉仕の心」を持って医療に臨むよう努めておりますので、今後共ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

流山中央病院 理事長 国吉 昇


関連施設

                 
  • 泉リハビリテーション病院
  • 特別養護老人ホーム あざみ苑
  • 特別養護老人ホーム はまなす苑
  • 特別養護老人ホーム でいご
  • ケアハウス サンライズ流山
  • 特定施設入居者生活介護 アンジュカ初石
  • 通所リハビリテーション(曙診療所)
  • あけぼの保育園